裸婦素描習作 45(21) [裸婦素描習作]
裸婦素描習作 45
1984.12 / 365×517㎜ 着彩紙 conté sanguine
絵を始めた頃、毎週土曜日の昼からクロッキー、日曜日の夜は固定ポーズのデッサン会に出かけていました。パネルに水張りした紙を着彩し、それを持参しては描いていた。しばらくしてからは自身で作ったパネル、そして自作の組み立て式で、手前に傾斜のある描画机と小さな椅子を持っていっては描いていました。しかし、クロッキーは然程面白く無かった。
デッサン会から帰った後は、その日に描いたものをただ見つめます。会場では決まった時間で終わらせる必要があるので、手を動かすばかりで全体の調子を整えることができません。それで、描いてから4、5日はまだ頭の中にあるので、手を入れては見つめることを繰り返します。その後、気持ちにわだかまりがなくなった時点で手を擱くことにしています。
そして次のデッサン会の準備をして臨んでいました。そのようなことを2年程続けた頃に急に出かけなくなりました。それは、決まりきったポーズや会場の照明などに不満があったのも原因の一つです。しかし、その場をつくって運営されていた方やモデルの方には今でも感謝しかありません。
もう随分昔のことになってしまいました。
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