水平可変イーゼル 1 [描画用具]
水平可変イーゼル 1
組み立て式の携帯イーゼルを加工したものです。加工と云っても木材でできているので木口など欠けやすい箇所にも木工ボンドを塗布し、少し高くしました。スケッチ制作を考えてのことです。
景色を見て良いと思っても、視線の位置が変わればそうでないことがよくあります。立ったときと座ったときの目の高さが同じになるようにと思い、椅子用に脚立を探しました。そうすると、やはりイーゼルの高さが少し低く感じ、どのようにしてそれを補うかと考えた結果が添付写真のように脚を伸ばして高さ調節することにしました。
元からあるイーゼルの脚に添え木をして高くすることにし、本来よりも100ミリ高くしました。すると手前のカルトンの位置が立ったときと脚立に座ったときの臍の位置が同じになりました。ということは目の高さが同じになっているということです。
脚を伸ばす為にイーゼルの足にオニメナットを埋め込んで、添え木の脚を低頭六角ネジで固定しています。蝶ネジの方が扱いやすいかも知れません。その後でカシュ塗料で塗装をしています。また、カルトンの大きさよりも大きなスケッチが制作できます。
普段使用しているスチール製のイーゼルもそうですが、この木製もイタリア製です。デザインというか、発想が素晴らしいです。ちょっと仕事が大雑把な感じもしますが良いイーゼルだと思います。このイーゼルは昔画材店で見かけて惹かれたので購入したのですが、少し大きなものなので使いづらく長く放っておいたものです。立った状態でスケッチをと思い少し手を加えました。
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