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蝶のスケッチ

蝶スケッチ合成.jpg
蝶スケッチ
1986 / 530×340㎜ アルシュ水彩紙着彩 鉛筆 パステル

この頃は蝶に夢中になり、幼虫を捕らえ新鮮な食餌の葉を与えて飼っていました。このスケッチの蝶は左から、アオスジアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハ、そしてツマグロヒョウモンになります。ツマグロヒョウモンは知人が庭で捕らえて持って来てくれたもので、脱脂綿に砂糖水や蜂蜜水を含ませて与え一月近く飼いました。ここにある蝶は、いずれも自作の展翅台で形を作ってから描いたもので、所謂標本のように羽は90度に開いていません。

蝶の口吻は羽化した直後は2本に分かれていますが、それを伸ばしたり丸めたりして一つの管になります。そのことを初めて知りました。夏のけだるさの中を飛ぶ揚羽蝶は一瞬時間の中を揺蕩うように感じることがあります。

蝶が描かれた作品では、荒磯海をバックに傷んだ羽を広げて飛ぶ揚羽を描いた沢宏靭の「響む」が浮かびます。

タグ:蝶スケッチ
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